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ツボ注射入門・・・ツボ注射って何?
鍼(はり)は古くから用いられており、その手技による施術は痛みをやわらげるばかりではなく、さまざまな症状によい作用がみとめられています。
ですが、その技術(ツボの取り方や東洋医学的診察など)習得には熟練を要し、施術に際しての時間もかかり、健康保険が利かないなど、病院で行うにはさまざまな問題がありました。
そこで、渡邊裕先生はツボに直接注射し施術することを考案、試みたところ、優れた作用が得られることがわかりました。
作用の現れも早く、通常の痛み止めの注射より長続きすることが認められました。さらに、注射液には生理食塩水やビタミン剤などそれ自体に痛みを抑える作用がないものでも、痛み止めとして十分有用な作用を認めるということもわかりました。「出典元:ハリを知らなくてもできるツボ注射治療(金芳堂)」
ツボ注射入門・・・どんな方法でするの?
おもに、左右の手足(ひじ・ひざより先)のツボ数ヶ所を、細い注射針を使って短時間で刺激します。
すっすっというか、ちくっちくっというか、初めてツボ注射をされた患者さんはその注射をする動きの速さに驚かれます。
当院では注射液に局所麻酔剤(キシロカイン1%やネオビタカインを使用)を用いておりますが、使用する量はごく少量です。
注射は症状に応じていつでも受けられます。間隔・回数に制限はありません。
ツボ注射入門・・・作用はどれくらい続くの?費用はどれくらいかかるの?
持続期間は、それぞれの患者さんの症状の程度や体質など、人によって異なります。
だいたい数日から1週間、長い方だと2~3週間持続する方もいます。
費用は、ツボ注射のみの診療の場合、保険診療で3割負担の方は税込みで、初診でおよそ1,070円~、再診の方は480円~になります。
ツボ注射入門・・・副作用の心配は?
副作用は特に報告されておりません。本来の鍼(ハリ)より多少刺したときの痛みはあります。
時として、注射部位に軽いしびれを感じたり、皮下出血してあざのように赤紫色になったりすることがありますが、これらは時間がたてば消えていきますので特に心配はありません。